写真を学ぶビデオグラファー vol. 02【テーマ:関係性を見つける】

ビデオグラファーのエディです。動画制作が仕事で、「美しい写真を撮るように動画を撮りたい」と心掛けています。でも、肝心の写真の方はド素人。カメラを使うという点は同じでも、やっぱり動画と写真では勝手が違うわけです。洋犬と和犬が同じ犬でも全然性格が違うようなものです。知らんけど。

このままではいけない、美しい写真を撮る技術をガッツリ動画に応用できるビデオグラファーになりたい!Galen Rowellみたいな写真家になりたい!目標は、フォトコンテスト入選!

ということで、毎回、撮影テーマを決めて、写真上達トレーニングと称した写真散歩をやっていくシリーズ第2回目です。今回は、「関係性を見つける」というテーマでやっていきたいと思います。ただ一つの良い感じの被写体を見つけるだけではなく、その被写体が他の被写体とどんな関係性を持っているのか?ということをテーマに撮っていき、良かった物をピックアップして自分で自分の写真の講評をしていきたいと思います。

【今回の散歩内容】
持っていったカメラ:Leica M3
持っていったレンズ:Summicron 50mm F2 固定鏡胴 初代
撮ったフィルム:Fujifilm 400
コース①:神奈川県 - 白楽 → 六角橋商店街
コース②:東京都 - 陣馬山-高尾山縦走
日時:2026年7月末

まずは最初の3枚は、レトロ商店街として名のある六角橋商店街からの写真です。ここは、いわゆる「商店街プロレス」の発祥の地なんだそうですね。「六角橋」の名称の由来は、日本武尊の時代に遡ると商店街のホームページに説明がありました。

まずは1枚目:Open! (1/125 F5.6 Fujifilm 400)
↓シャッターが閉まっているのにOpenと書かれた看板と、奥にまさにその方向へ歩いていく歩行者さんの関係性が面白い写真ですね。撮っている時は、このOpenの看板と歩行者の方向には気付いていませんでした。こうした、撮影時には意識していなかった細部が、見る側にとって所謂"punctum"になり得るかもしれませんね。(Punctumについては、こちら←の動画で詳しく説明されています。)フィルムの色は、Kodakは赤色、Fujifilmは緑色が綺麗に映えるなと個人的に感じています。今回は、Fujifilmなので、この写真ではアーケードの庇の緑色がとても綺麗に映えたと思います。

2枚目:亀の親子 (1/60 F2.8 Fujifilm 400)
↓商店街の路地に素っ気なく置いてあった亀の親子。もはや手に入らない珍品ですね。亀の親子の関係性がちょっと見えにくい点では、今回のテーマからするとあまり上手くいった写真ではないかもしれません。

3枚目:紅一閃 (1/500 F5.6 Fujifilm 400)
↓赤と白の建物が隣同士にあったことが面白いなぁ、と思ってカメラを構えていたところに、偶然通りかかった真っ赤なクラシックカー。最高にかっこよかったです。赤いビルと白いビルの対比、そしてそこに一閃のように一瞬だけ飛び込んできた赤い車の3つの被写体の関係性が見える写真になったと思います。

ここからは、散歩コース②の陣馬山-高尾山縦走コースです。
高尾駅からバスに乗り、陣馬高原下というバス停で降りてから陣馬山に登りました。

1枚目:陣馬亭 (1/250 F11 Fujifilm 400)
↓高尾駅の西口からバスに乗って陣馬高原下(終点)に来ると、ここに来ます。ここから登山スタートです。シャッターが閉まっている陣馬亭でも、登山客の準備の拠点になっている関係性に惹かれました。

2枚目:陣馬蕎麦 (1/250 F8 Fujifilm 400)
↓陣馬蕎麦。店主が外にいたので、お写真撮りますね、とお声掛けしました。かなり有名みたいなんですが、通常は今回の私のルートとは逆に、高尾山から陣馬山に縦走してくる人が帰りがけに食べるようですね。食べたかったですが、朝いちばんだったので、次回に延期しました。私の場合、このようなお店は正面から撮るのが好きです。

3枚目:ポストのある古民家 (1/250 F8 Fujifilm 400)
↓古民家の主は、屋根の色を決める際に、赤いポストとの色の関係性を考慮したんでしょうか?赤い色の共演が綺麗でした。

4枚目:朝日を浴びる森 (1/60 F8 Fujifilm 400)
↓数本の木に朝日が当たっていたんですが、それぞれの木がそれぞれ違うように陽を浴びていて、太陽と木の関係性が印象的でした。

5枚目:根っこの階段 (1/30 F5.6 Fujifilm 400)
↓陣馬山のように登山者の多い山は、人が登る度に土が削られて、木の根っこが露出してしまうんだろう、と思いました。この山は木の根っこが大きく露出して、まるで階段のようになっていました。その根っこを、また自分が階段として使うところに感慨深さを感じました。また、根っこの階段を使う奥の登山者と根っこ達の関係性も上手く撮れたと思います。

6枚目:太陽が近い (1/500 F16 Fujifilm 400)
↓陣馬山の頂上。F値とシャッタースピードを見ていただければ、この場所がどれだけ太陽光が強かったかが分かると思います。頂上に着いた瞬間、思わず「熱い!」と言ってしまいました。熱い太陽に更に近づこうとする馬のオブジェと、太陽から隠れようとする登山者の関係性が見えて思わずシャッターを切りました。

7枚目:景信小屋のトレイルランナー (1/500 F5.6 Fujifilm 400)
↓陣馬山から峠を4つ、山を1つ越えて先の景信山の頂上です。ここで、元々持ってきた水が尽きたので、飲み物を買えて助かりました。景信小屋の控え目な静かな色使いに、トレイルランナーの動きのある暖色系の服が浮かび上がる。そんな色の関係性が印象的でした。

8枚目:関東平野 (1/500 F16 Fujifilm 400)
↓この休憩テーブルは写真の中では大きく見えるかもしれませんが、向こうには巨大な関東平野がある。そんなスケールの違いをもっと「関係性」に寄せられた写真にすればもっと良かったかもしれないですね。

9枚目:狛犬 (1/125 F4 Fujifilm 400)
↓高尾山の狛犬です。ちょっと何かにびっくりしたような表情をしていますね。高尾山を守り続ける狛犬の目線の先にあるものが何かを撮れていれば、もっと良い写真になったかもしれません。

10枚目:わんちゃんの参拝 (1/250 F8 Fujifilm 400)
↓歩き始めてから8時間半、ようやく高尾山まで到着しました。ダックスフンドさんが参拝に来ていたのがかわいらしくてパチリ。無類の犬好きの私。普段はうちの犬ばっかり撮ってます。

ということで、今回は「関係性」をテーマに、六角橋商店街と陣馬山→高尾山に写真散歩に行ってきました。関係性が見えるような「作品」と言えそうな写真もあれば、そんなに関係性が見えず記録写真のようになってしまったものもあったかな、と思います。でも、自分としてはそれを意識しながらカメラを持って時間を過ごせたのが良かったですね。

↓そして、犬好きの私は、わんちゃんがいるとついつい写真を撮ってしまうのでした。(小仏城山のわんちゃん:1/60 F4 Fujifilm 400)

次回は、「待つ」をテーマに写真散歩に行きたいと思います!

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